母が入院しました。もう少し親孝行しようと思いました
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
極めて私的な話ですが、この度、母が入院しました
この件については、本当に私個人の話で、プライベートなことです
なので、ブログ記事に書くか、書かないか、個人的にすごく迷いました
でも、きちんと今の考えや思いを書き留めておきたいので、記事にして残します
始まりは突然に、予兆なんてありませんでした
普段は実家から電話をかけてくるときは、だいたい母からなのに、今日は父から着信が…
珍しいこともあるものだと思ったら、母の入院連絡&後ろからは救急車のサイレンでした
現実感がない…というより、現実感がないことにしないとやってられない
動揺が消えないまま話を聞き、『また連絡する』という言葉を最後に、父との通話は終わりました
その後、普通に予定通りの一日を過ごしました
思ったより、普段通りにできているな
むしろ、俺がそう思っているだけで普段通りにできていないのかな?
そんなことをなんとなく考えながら、その日は一日過ごしていました
その日の夜遅く…手術も無事に終わったとの連絡を受けて、一安心でした
平和な日常が過去になる日が来ることを感じた
ここ最近は、なんだかんだで平和でした
むしろ、楽しいことばっかりだったと思います
同人ゲームが売れないと叫んでみても、それで生活が困窮してるわけじゃありません
趣味がうまくいかないといいながら、その試行錯誤は楽しい物でした
彼女が出来たというのも嬉しかったです
もうね、ひたすらに舞い上がってました
ブログをやってからは、いろんなことをする機会が増えて楽しい毎日でした
オフ会で人と会うのも、たくさんの人と関わるのも、自分の力で何かを積み上げていくのも楽しかった
でもね、楽しいことには終わりがあるし、物事には限りがある
そのことを、すっかり忘れていました
もしくは、意識しないようにしてたのかもしれません
まだ大丈夫だろう、まだ何も起きないだろう
何かあるとしても数年後、だから、まだ平気
俺は本気で、そうやって思ってました
でもね、何かが起きてからじゃ遅いんですよね
なのに、何かが起きるまでは変わろうとしない
今回の件が、日常の終わりになってほしくないです
願うだけじゃなく、できるかぎりのことはします
でもね、終わるかもしれないという覚悟もどこかで持たないと、いけないのかもしれない
車での帰り道、運転席に座る父がつぶやいた言葉が忘れられないんです
「もう一緒に酒は飲めないかもな」
集中治療室での痛々しい姿も個人的にはかなりの衝撃でしたが、この一言が一番心にきました
お酒が好きで、美味しい物が好きで、飲みに行こうと言えば喜んで一緒に行ってくれた
その酒の席でいろんな話をする時間が、俺は大好きでした
でも、それがもう二度とできないかもしれない
そう思うと、なんだか体の力が抜けてしまうんです
お酒を本当に美味しそうに飲む姿がね、俺は好きだったんですよ
だから、プレゼントもしたし、喜んでくれて、嬉しかったんです
刺身なら大丈夫なのかな、食事制限とかもあるのかな
ここも、教えてから月一以上で通ってました
今回の一件は、自分を見直す機会をくれたと思いたい
考えたくもありませんが、今回の件が、手の施しようがなかった可能性もあります
数十年前の医療技術なら、その可能性だって高かったと思います
発症から6時間以内に手術するかどうかで、成否と後遺症に関わるそうですからね
迅速な対応ができる今の医療技術は本当にすごいのだな…と思いました
だから、今回の件には感謝することにします
『親孝行 したいときには 親はなし』
昔は、今回のように一度何かがあると、そこで終わってしまった命もたくさんあるのだろうと思います
そして、それを見たときに、ああしておけばよかった、なぜこれをやらなかったのだろうと悔やんでも間に合わない…
だから、こんな言葉が生まれたのだろうなと、今回、身を持って実感しました
過去の人がどんなに経験したことでも、自分の身で学ばないと理解できない
でも、学ぶ機会さえ許されないまま、取り返しがつかないことになることも珍しくないんです
残された時間が有限であること
そのなかで、後悔せずに人と接するようにすること
分かっていたことを、もう一度、噛みしめたいと思います
親孝行については、何度か、気づくごとに見直してきました
- 誕生日をちゃんと祝おう
- 父の日、母の日を祝おう
- 敬老の日に集まって食事をしよう
- 作ってくれた料理に美味しかったを伝えよう
- してくれたことに感謝の気持ちを伝えて、自分ができることをしよう
でもね、今回の件で、やっぱりまだ足りないと思うし、このままじゃ後悔することを実感しました
なので、もう少し見直したいと思います
どんなにしても、後悔してしまうだろうけど、それでも、少しでもマシになるために
あわせてお読みください
ただの日記だけどね、俺にとっては大事なもの
そのときの感情は、そのときにしか分からないし、きっと同じ文章は二度と書けない
だからね、その瞬間っていうのは大事にしておきたいものです
美味いもの好きな人もうならせた素敵な魚屋さん
また、美味しいものを見つけたら教えてあげよう
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