同級生でした
大切な友人でした
そして家族以外の近しい人の死は初めてです
(おばあちゃんやおじいちゃん、身内が亡くなったことはあります)
同年代で亡くなったやつは何人かいると思う
でも、大学卒業以来、月に1回飲んでいた友人がいなくなるとは思わなかった
たぶん、俺の人生で家族以外で一番食事をした人だと思う
色々気持ちの整理をしたいだからブログに書こうと思う
ここは単なる俺の心の置き場所
あんまり期待せずに見て欲しい
そして書評や批評を受ける元気はないから、つまらないと思ったらブラウザバックをしてほしい
ここは俺の場所だからなので好き勝手に書かせていただく
出会い
初めて出会ったのは大学の入学式だった
大学の入学式、見積もりが甘くて現地に遅刻
みんなずらりとパイプ椅子に並んでいる後ろで、俺と母はちょっと疲れた顔で立っていた
大学生ともなれば別に遅刻で動じたりはしない
別にチェックされてるわけでも、それで成績がどうにかなるわけでもないってわかってたから
だからさっさと終わらないかなと思って待ってた
その時に同じく隣にいたのが彼だった
おそらくは俺と同じ遅刻仲間
俺は高校時代の最初に友達作りで失敗をして最初は友達がいなくて大変苦労した
だからその反省もあって話しかけなければいけないと思った
彼とは、すぐに打ち解けた
と言ってもそれは俺のおかげじゃない
ほぼ全部、彼のおかげだ
彼は、超絶的なコミュ力の持ち主だった
「コミュ力おばけ」
俺は今でも彼のことをそう思っている
優しくて、人好きする人で、気遣い上手で、それ以上に気にしすぎるタイプで
人によって言って傷つくことも多くて
利用されることや馬鹿を見ることも多くて
それでも人のそばから離れられない
そんな人だった
パソコンはあまり詳しくなかった
…と言っても、そんなの大学一年生の最初の頃だけ
大学の階段教室で、誰よりも先に来ていろんなことを調べていた
頑張り屋だったわけじゃない
あれは紛れもなくオタクだ
だって、放っておいてもやるのを止められないもの
楽しくて勝手にしでかすタイプ
そういう類の人間と大学で出会えたのは、運が良かったと思う
俺と彼、それ以外に3人
そのメンバーで大学生活は過ごしたし、卒業後も月に一回は飲みに行っていた
当時は大学の休みがめっちゃ長かった
だから、時間があるとパソコンをいじっていたし、2ちゃんねるにも入り浸っていたはず
初めて書き込みしたことを報告されたこともあった
すごい嬉しそうだった
コミケにも何度か売り子として来てくれた
いろいろ相談させてもらったし、俺のゲームのことも本気で考えてくれていた
音楽が好きでレコードもたくさん買っていた
オーディオ関連に関しても知識は深かったと思う
見ても聞いても、理解の度合は届かない
でもあれが沼なんだなっていうのは分かった
お酒が大好きな人だった
お酒が大好きで歯止めがきかない
夜通し飲むのも当たり前の人だった
クラブにも行くし、行きつけのバーもいくつもある
酒の名前も詳しいし、飲み方には一家言ある
店主の人ともすぐ仲良くなる
酔っ払って店員さんともお客さんとも話し込むこともしばしば
本当にコミュ力おばけだった
俺は昭和60年1月生まれ
彼は昭和59年7月生まれ
亡くなったのは2019年の7月
当時で34~35歳
死を意識するのはもっと先だと思っていた
もしくは交通事故とか、災害とか、別な死因なら考えたことがあった
死ぬということは、あと10年から20年ぐらい、他人事だと思っていた
両親が健在ではなくなったときに、初めて意識するものかなとも思った
元気が一番
健康ほど大事なものはない
どれも月並みな台詞だと思っていた
それほど自分に関係があるとも思っていなかった
無茶してもどうせ大丈夫
そう思っていたけれど、そうでもなかった現実を見せつけられた
彼は入退院を繰り返していた
だから今度も退院して帰ってくるだろうと思っていた
帰ってこなくなるなんて考えてもいなかった
これが、最後に交わした言葉はなんだったのか、悔やむというやつなのか
そんな風に考えてる自分がなんだかおかしい
ただ、俺という存在にあって、少しでも彼の役に立てたならそれでいいかなと思う
もう少し何かができたかもしれない
あれが精一杯だったかもしれない
結論は出ないけれども、今後悔いがないようにしたい
それを、もう一度覚えておきたいと思う
亡くなったのを知ったのは、相手の実家に行って確認したから
ラインの既読がつかなくなった
電話をかけたら解約済
なので、相手の家まで行ってお母さんに聞いてきた
そうか、不慮の死は相手に伝えることもできないんだなと実感した
だから、俺が知ったのは全部が終わった後だった
葬儀には出られなかったし、告別式にも出られなかった
だからこれは俺なりの葬儀なんだと思う
自分の中で整理をつける
きっとそれでも永遠の別れは理解できなくて
飲み会で今日も来れないのかな、最近忙しいのかなって言ってそうな気がする
でもそれでいいと思う
で、できることをしようと遺影の前で手をあわせ、墓参りに行ってきた
大学時代の友人の墓にはいるんですよ
本当にね、不思議な感覚
何と言えばいいのか、分からない
それでもまだ、実感がわかないとか俺がのたまうのは、本当に自分でも変
往生際が悪いのは自分でも分かっている
でも事実として実感がわかない
仕事が忙しくて来れないだけ
体調が悪くて来れないだけ
何回か飲み会を開いたらそのうち来てくれるんじゃないか
おつかれーと言って酒を一緒に飲めるんじゃないか
そんな気持ちは抜けない
俺も忘れたくないしなかったことにしたいとも思わない
後は思い出を目減りさせたくなかった
だから、これを書いた
書きたくなったら継ぎ足ししようかなと思う
ここでは、ただ思ったことを自由に書くようにしたい
あわせてお読みください
ごくごく俺だけに関わる、ただの個人的な日記です
だけど、俺には衝撃的な体験でしたので書き留めておこうと思います
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