同人ゲーム半額キャンペーンの効果は? 売上数、通常時との比較など
読者のみなさま、ごきげんよー
同人サークル The sense of sightのBLACKGAMERです
今日はみんなが大好きな、同人ゲームの売上やお客様分析などのお金の話です!
売上数とか売上効果とか、そういうところが気になる人はぜひご利用ください
- 同人ゲーム半額キャンペーンの効果は? 売上数、通常時との比較など
- 売上効果、年間売上が三倍になりました
- 要因分析① 新規作品をプレイするハードルが下がる
- 要因分析② お客さんの目に触れる可能性が高い
- 要因分析③ 安いから売れた…は主要因ではないと思う
- 最後にまとめ
- あわせてお読みください
こちらでも紹介していたとおり、ウチのゲーム、半額で売ってました
でさ、半額キャンペーンって実際どれぐらい売上に効果があるかって、誰も公開してくれないから、あんまり分からないですよね
今回はそのあたりを赤裸々に語って行こうと思います
売上効果、年間売上が三倍になりました
青いブロックが売上額なので、ブロックだけみれば金額を抑えられます
半額セール期間は2017/7/12~2017/9/22までです
はい、みたままですが、半額キャンペーンの期間が圧倒的ですね
ウチの普段の売れないっぷりが圧倒的なのも、もちろんあります
四月に一本も売れていないという悲しみの向こうに行ってしまいそうな事象がありましたが、まあ、それは置いておいて…
半額キャンペーンにした月に、2017年1月~6月まで売上を超えてしまいましたよ
ああもう、すげえなあ…通常で売れないのは悔しいですが、これは嬉しい
要因分析① 新規作品をプレイするハードルが下がる
何か新しいゲームやりたいんだけど、どうしようかなぁ…
たくさんありすぎるし、何を選んでいいか分からないんだよなぁ…
そういう人にとって、半額キャンペーンはもってこいの舞台です
ワゴンゲーをあれこれ眺めて買ってみる、が今回のキャンペーンに一番近い状態だと思います
お値段安いし当たればラッキー、それぐらいのノリですね
(そもそも、同人ゲーム自体にそういう傾向がありますが…)
そういう、新規作品へのハードルの低さは、キャンペーンのいいところですね
本人が最初から新しいゲームを探している可能性が高い状態っていうのは、売り手側としてはかなりありがたいです
要因分析② お客さんの目に触れる可能性が高い
本来なら一万本の中から欲しいゲームを探すところが、千本の中からになれば、お客さんの目に触れる可能性が高まりますよね
たくさんあるゲームの中から、少しでも数が絞られるというのは大きなポイントです
そもそも、数あるゲームの中からウチのゲームを選ぶ理由が大事なんですよね
そのウチならではの特色を出すために、いろいろと過去も考えてました
泣きたくなるほど優しい! ファンタジーノベルゲームを売りにしてます
キャッチコピーもいろいろと考えました
地雷シチュエーションを避けることでもアピールできないかな? という検討です
でも、やっぱり、まだ足りないです
SEOを学んでから見てみると、まだまだウチのゲームの宣伝には改善の余地があるなと思い知らされます
だから、今の時点だと、ライバルの数が少ないほうがお客さんの目に留まりやすい…ぐらいの理由なんですね
そういう意味で、半額キャンペーンに参加しているのは一部のサークルなので、少しは可能性があがると思います
…っていうか、今まで思いつかなかったけど…
冷静に考えてみるとSEOで学んだことをDLsite.comでも同じくやらなきゃダメなんだと思う
そこはまだまだ足りないので、リニューアルしようと思います
要因分析③ 安いから売れた…は主要因ではないと思う
安い物は手が伸びやすく、高い物は買いにくい
だからこそ、値段設定は難しい
これって、いつの世でも言われていることですよね
今回のは、値段が安かったから、ついつい買ってくれたのか?
Q.半額で売ってたら日常的にもう少し売れるかな?
A.いいえ、そんなことはありません
これは私の予想ですが、値段が半額であることと今回の売り上げに直接的なつながりはそれほどありません
…というのも、半額キャンペーンの一番の強みは
『半額でゲームを売っていること』ではなく
『半額で売っているゲームが特集されていること』による宣伝効果です
お客さんの目に触れる機会が増えたから、今回の売り上げにつながったのです
そういうお客さんが見てくれる機会を、『広告費』を払う代わりに値段を下げて場を用意した、それが半額キャンペーンなのです
中には、ウチのブログを読んでいて、安くなったから買ってみようという人もたしかにいるかもしれません
でも、残念ながらこれはごく一部だと思います
そもそも、同人ゲームをプレイしている人を見ていての経験則ですが…
同人界隈で楽しんでいる人たちは、欲しいと思う物があったら、お金を払って買うことに抵抗がない人が多いと思います
じゃなきゃ、24ページ~36ページの本に500円も1000円も出さないですよ、ほんと
最後にまとめ
というわけで、今回は、半額キャンペーンの実態について、売る側視点のご紹介でした
半額キャンペーンは、効果としてはそれなりに見込めます
特に、在庫があるわけでもないゲームのデータを売るために、陳列棚に手を入れたと思えば、当然の措置かもしれません
ただ、やれば絶対に売上が向上!という保証もないし、今後の売り上げに逆に響くかもしれないので、まだまだ要観察ですね
そして、今回の件でウチのゲームに興味を持ってくれたあなたは…
できれば、次の半額キャンペーンを待たずに買ってくれたら嬉しいな!
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